卵子を提供するドナーはどんな女性か

卵子提供者に必要な条件

晩婚化が増え、早期閉経やもともとの遺伝的な病気で妊娠しにくい体の人も含め、不妊治療を受ける人が増えています。その選択肢として第三者からの卵子提供があります。自分ではない健康な女性の卵子を使って妊娠するというものです。卵子提供者(ドナー)登録するためにはいくつかの条件があります。まず、原則35歳未満で出産経験がある、法律上の婚姻をしている、配偶者の理解が得られる、過去に採卵経験があれば、3回未満であること、生まれた子供が遺伝子上の母親について知りたい時に自らの情報開示を許可できること、等です。海外で卵子提供を行っている会社では、20歳~30歳まで、喫煙しない、薬物やアルコール依存ではない、等、よりドナーの健康状態を重要視する条件になっているところもあります。人のために役立ちたいというボランティア精神や、責任感も求められます。

海外では有償ボランティアが多い

日本では、赤ちゃんが欲しい人のためになるならと無償で卵子提供をする人が多くいますが、海外では、ドナーに謝礼金を支払っている国が多いです。そして、アメリカやタイのように合法化されている国では、ドナー女性の容姿やIQ検査の結果を卵子が欲しい夫妻に開示しています。髪の毛や目の色など、できる限り両親に近い人を紹介しますが、卵子を欲しい夫婦にとっては、見た目の美しさや才能ある、自分たちの理想の子供を欲しがる場合もあります。ドナーが健康な女性であっても、卵巣機能や卵胞数、ホルモン値等の検査でドナーとしてふさわしくないと判断される場合もあります。また、ドナーになっても卵子を体から取り出すのは女性の体にとって負担が大きいため、ドナーを考えている女性は自分の体に及ぼす影響について納得するまで説明を受け、生まれた子どもが将来卵子を提供した遺伝子上の母親について知ろうとする時の覚悟を持っておくべきです。